私は幼い頃は小柄でしたが、思春期以降に急に背が伸びました。身体も声も大きいため、周囲からはタフに見える様です。実際、成人してから20年近く、割と元気に生きてきました。
また、やりたいことや、やらなければならないと思い込んでいることに猪突猛進で、自分の体力を過信して、無理なスケジュールを強行することもしばしばでした。
今回の引っ越し・結婚に関しても、有給を取ったのは入籍日の1日のみ。今から思えば何を考えていたのかと思いますが、引越しすら、週休の2日間で、業者さんの手を借りずに、彼と2人で済ませました。
実際、何かやることが目の前にある方が、目標に向かっていけば良いという単純さがあって好きです。しかし、そのしわ寄せがない訳ではありません。
例えば、引っ越しに関しては、その直後に、疲労からうっかり足を捻挫したり、急に全身に蕁麻疹が出て、「このまま治らないのかもしれない」と思うほど長引きました😅
今思えば、無理なスケジュールを強行したことと、環境と生活の変化が原因なんだろうな、と思います。環境と生活は、言葉の意味は似ているようで、少し異なります。
環境の変化は、住まい周辺の条件や、その土地の気候・治安や、職場までの距離の変化などです。生活の変化は、一緒に暮らす相手や、環境が変わったことによる、日常の行動の変化です。家での過ごし方や、通勤方法の変更などが含まれます。
私の場合は、生活にはあまり変化がありませんでした。実家には常に誰かがいる状態で、あまり1人きりになることがなく、通勤時間も、所要時間自体は大きくは変わりません。
ただし、環境は大きく変わりました。家族や友達と離れ、全く見知らぬ土地に移りました。しかも、実家は国道沿いで、家の外に出れば何でもあるという、比較的利便性の高い場所だったのですが、新居はスーパーやドラッグストアは車で10分以上という、これまでのことを思うとかなり不便な場所となりました。
通勤定期で途中下車すればスーパーには寄れるし、田舎暮らしは好きだし、悪くないと思っていますが、毎日本数の少ない電車を気にしたり、中心地や実家までの物理的な距離に、疲れを感じない訳ではありません。
一方、彼の場合は、環境はあまり変わりませんでした。子供の頃から住み慣れた地域で、ご家族も側にいます。山の高いところにあるお寺に住んでいたため、私の都合で駅の近くに住み替えたことにより、かえって少し便利になったかもしれません。
ただし、生活が大きく変わりました。これまでは殆ど一人暮らしに近い状態でしたが、私と暮らすことで、常に誰かがいる状態に変化しました。また、家事のペースは私に合わせてくれているため、片付けや掃除の仕方、電気や水の使い方に至るまで、大きく変わったと思います。特に、私から、小さいことを一々子供の様に注意されるのは、彼にとってはさぞ面倒だろうと思います。
お互い実家暮らしで、子供の頃からの基本的な環境や生活はあまり変化なく過ごしていたので、それぞれこんなに違ってしまうとは、言葉では分かっても、リアルには想像できていなかったことでした。
そして、最近になってようやく、この、環境と生活の変化が生む「マリッジブルー」を、客観的に捉えることができるようになりました。
結婚前はわからなかったことですが、自分が望んだことであっても、何においても「これまでと違う」ということは、本能的には不安を感じる様です。そして、それが影響して体調に現れるんだな、と、今は感じています。
また、体調が悪くなることで、物事をあまりポジティブに考えられなくなり、「マリッジブルー」はその青さを増していくのでした。
「このまま二人でやっていけるのか」という当然の不安と、自分の中では折り合いが付いていると思っていても、完全にはなくならない環境や生活の不便さや窮屈さ。更には、どんどん悪化する体調。
来たぜ、霹靂マリッジブルー💎
そういえば、「マタニティブルー」は複数形の「マタニティブルーズ」でひょうきされることがあるけど、「マリッジブルー」は「マリッジブルーズ」にならないのはなぜだろう。
たまひよの記事によると…
「マタニティブルー」は一般的に妊娠中の気分の落ち込みを指して言うことがありますが、医学的なものではありません。一方の「マタニティブルーズ」は産後1週間くらいまでに起こる気持ちの落ち込みのこと。一時的なものですが、産後のママには精神的なサポートが必要であることを、パパや家族に知っておいてもらうことが大切です。
とのこと。ということは、結婚後、1週間くらいまでに気持ちの落ち込みが起こったら、それは「マリッジブルーズ」なのかな。
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