私は普段、イベント企画や制作の活動をしているのですが、情報のリリースや公演日については、可能な限り吉日を選んでいます。気休めですが、何だか心強い気がして!
そのため、結婚のご許可をいただいてからも、最初に、市役所に婚姻届を出す日を検討しました。結婚の吉日といえば、「大安」が有名ですが、大安・仏滅が有名な六曜の他にも、色々あるのです。
以下、Wikipediaを基にしています。まずは、1番有名な【六曜】から!六曜はカレンダーにも書いてあることが多く、最も有名な暦注ですよね。
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【六曜】
中国で誕生したとされるがいつの時代かは不明。日本には鎌倉時代の頃に伝来。以降、江戸時代に広まった。仏教との関係はない。
先勝=午前は○ 午後は×
「先んずれば即ち勝つ」。午後は凶。
友引=朝は○ 昼は×
決着がつかない日。葬儀を行うと「(冥土に)友を引く」と言われるため避けるが、結婚式の引出物については、「幸せのお裾分け」で発送する人もいる。
先負=午前は× 午後は○
争いを避け万事に平静を守ることが良いとされる。「先んずれば即ち負ける」。
仏滅=×
釈迦の死亡日とされる2月15日が旧暦では必ず仏滅になるのは偶然。「何事も遠慮する日、病めば長引く、仏事は良し」ともいわれる。また『物滅』として「物が一旦滅び、新たに物事が始まる」とされ、「大安」よりも物事を始めるには良い日との解釈もある。
大安=○
万事進んで行うのに良い。「大いに安し」の意味。六曜の中で最も吉の日とされる。何事においても吉、成功しないことはない日とされる。
赤口=午の刻(11:00-13:00)のみ○ それ以外は凶
「赤」という字が付くため、火の元、刃物など、「死」を連想されるものに注意する日。
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続いて、【十二直】!「じゅうにちょく」と読むそうです。暦を気にするようになって初めて知った暦注です。結婚に向くのは、建・満・平・定・執・成・開と7種類あり、実に58%の確率で良い日に当たるので、取り入れやすいです!
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【十二直】
暦注の一つ。北斗七星の動きを吉凶判断に用いたもの。昭和初期までは、六曜より重視されていた。
建=たつ
万物を建て生じる日
よろず大吉の日。但し動土・蔵開きは凶。
除=のぞく
障害を取り除く日。
井戸掘り・治療開始・祭祀などは吉。
結婚・動土は凶。
満=みつ
全てが満たされる日。
新規事・移転・結婚などは吉。
動土・服薬は凶。
平=たいら
物事が平らかになる日。
旅行・結婚・道路修理などは吉。
穴掘り・種まきは凶。
定=さだん
善悪が定まる日 。
開店・結婚・移転・種まきは吉。
旅行・訴訟は凶。
執=とる
執り行う日。
祭祀・祝い事・造作・種まきは吉。
金銭の出入りは凶。
破=やぶる
物事を突破する日。
訴訟・出陣・漁猟・服薬は吉。
祝い事・契約事は凶。
危=あやぶ
物事を危惧する日。万事控えめに。
成=なる
物事が成就する日。
新規事・建築・開店は吉。
訴訟・談判は凶。
納=おさん
物事を納め入れる日。
収穫・商品購入は吉。
結婚・見合いは凶。
開=ひらく
開き通じる日。
建築・移転・結婚等は吉。
葬式は凶。
閉=とづ
閉じ込める日。
金銭出納・建墓は吉。
棟上げ・結婚・開店は凶。
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次は、【二十八宿】!(にじゅうはっしゅく)と読みます。水滸伝や封神演義にも影響を与えたと言われている、中国の古い暦注のようです。28種類もある訳ですが、中でも結婚に向くのは、角・氐・房・尾・室・壁・婁・昴・参・軫となりますが、南方朱雀に入ると結婚に向く日が少なくなるように感じました。
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【二十八宿】
中国の天文学・占星術で用いられた。江戸時代には二十八宿を含む多くの出版物が出され、当時は天文、暦、風俗が一体になっていたことが、多くの古文書から読み取れる。
⭐︎ 東方青龍
角宿=すぼし
着始め・柱立て・普請造作・結婚に吉。
葬式に凶。
亢宿=あみぼし
衣類仕立て・物品購入・種まきに吉。
造作に凶。
氐宿=ともぼし
結婚・開店・結納・酒造りに吉。
着始めに凶。
房宿=そいぼし
髪切り・結婚・旅行・移転・開店・祭祀に吉
心宿=なかごぼし
祭祀・移転・旅行・新規事に吉。
造作・結婚に凶。
盗難注意。
尾宿=あしたれぼし
結婚・開店・移転・造作・新規事に吉。
着始め・仕立てに凶。
箕宿=みぼし
動土・池掘り・仕入れ・集金・改築に吉。
結婚・葬式に凶。
⭐︎北方玄武
斗宿=ひきつぼし
土掘り・開店・造作に吉。
牛宿=いなみぼし
移転・旅行・金談など全てに吉
女宿=うるきぼし
稽古始め・お披露目に吉。
訴訟・結婚・葬式に凶。
虚宿=とみてぼし
着始め・学問始めに吉。
相談・造作・積極的な行動に凶。
危宿=うみやめぼし
壁塗り・船普請・酒作りに吉。
衣類仕立て・高所作業に凶。
室宿=はついぼし
祈願始め・結婚・祝い事・祭祀・井戸掘りに吉。
壁宿=なまめぼし
開店・旅行・結婚・衣類仕立て・新規事開始に吉。
⭐︎西方白虎
奎宿=とかきぼし
開店・文芸開始・樹木植替えに吉
婁宿=たたらぼし
動土・造作・縁談・契約・造園・衣類仕立てに吉。
胃宿=えきえぼし
開店・移転・求職に吉。
昴宿=すばるぼし
神仏詣で・祝い事・開店に吉
畢宿=あめふりぼし
稽古始め・運搬始めに吉。
造作・衣類着始めに凶。
觜宿=とろきぼし
稽古始め・運搬始めに吉。
造作・衣類着始めに凶。
参宿=からすきぼし
仕入れ・納入・取引開始・祝い事・縁談に吉。
⭐︎南方朱雀
井宿=ちちりぼし
神仏詣で・種まき・動土・普請に吉。
衣類仕立てに凶。
鬼宿=たまおのぼし
婚礼のみ凶。
他の事には全て吉。
柳宿=ぬりこぼし
物事を断るのに吉。
結婚・開店・葬式に凶。
星宿=ほとおりぼし
乗馬始め・便所改造に吉。
祝い事・種まきに凶。
張宿=ちりこぼし
就職・見合い・神仏祈願・祝い事に吉。
翼宿=たすきぼし
耕作始め・植え替え・種まきに吉。
高所作業・結婚に凶。
軫宿=みつかけぼし
地鎮祭・落成式・祭祀・祝い事に吉。
衣類仕立てに凶。
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また、この他にも【暦注下段】(れきちゅうげだん)と言う、暦の最下段に書かれる日々の吉凶もあります。迷信的にも関わらず行事の日付を左右するため、明治時代などには禁止が出るほどでした。
しかしながら、現在でも「吉日」「カレンダー」でネット検索すると1番出てくるのもこの暦注下段。結婚以外にも、契約・買付・移転・車の納車などなど、様々なシーンで取り入れられていますよね。結婚には、天赦日・天恩日・母倉日が人気があるようです。
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【暦注下段】
○吉日
天赦日=てんしゃにち、てんしゃび
百神が天に昇り、天が万物の罪を赦す日。
最上の大吉日。
大明日=だいみょうにち
天地が開通して隅々まで太陽の日が照る日。
全ての吉事・善事に大吉。
特に建築・移転・旅行に良い。
鬼宿日=きしゅくび
二十八宿の「鬼宿」と同じ。
鬼が宿に入るため吉日。
見合い・結婚は×。
天恩日=てんおんにち
天の恩恵を受ける日。
吉事は大吉。
凶事に用いてはならない。
母倉日=ぼそうにち
天が母のように人間を慈しむ日。
何事にも吉。
特に婚姻は大吉。
月徳日=つきとくにち、がっとくにち
家の増改築など土に関わる行いに吉。
●凶日
受死日=じゅしにち、じゅしび
暦の下段に「●」の印で表されることから黒日ともいう。最悪の大凶日とされ、この日には他の暦注は一切見る必要がないと言われる。
葬式だけは差し支えない。
十死日=じゅうしにち
受死日(黒日)の次に凶日。
全てのことに凶とされる。
葬式も差し支えありとしている。
帰忌日=きこにち、きいみび
天棓星の精が地上に降り、門の前で家人がるのを妨害するとされる。
金銭の貸借も凶。
重日=じゅうにち
この日に行ったことは吉事も凶事も重なる。
婚礼は再婚に繋がるので良くない。
復日=ふくにち、ぶくび
この日に行ったことは吉事も凶事も重なる。
婚礼は再婚に繋がるので良くない。
凶会日=くえにち、くえび
陰陽二気の調和がうまく行かない。
万事忌むべき日。
吉事は凶。
往亡日=おうもうにち。
「往(ゆ)きて亡ぶ日」の意味。
進軍・遠行を忌む。
拝官・移転・婚礼などは凶。
大禍日=たいかにち
三箇の悪日の中でも最も悪い日。
狼藉日=ろうしゃくにち
万事に凶。
天火日と同じ日取り。
百事皆失敗すると言われる。
滅門日=めつもんにち
万事に凶。
一家一門を亡ぼすと言われる。
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最後に、【選日】(せんじつ)です。選日は、これまでの六曜・七曜・十二直(中段)・二十八宿・九星・暦注下段以外の暦注の総称。特に気をつけたいのはこの2つ。
一粒万倍日=いちりゅうまんばいび
一粒の麦が何倍にも成るように、「何事も万倍に成る」という日。
吉日は○、凶事・借金は×
不成就日=ふじょうじゅび、ふじょうじゅにち
何事も成就しない日。
結婚・開店・子供の命名・移転・契約・芸事始め・願い事など、事始めは凶。
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これだけ色々あると、一体どこから見ればいいの?という感じですが、それぞれの暦注を書いてくださっているサイトも沢山あるので、気になる日があれば、是非参考にしてみてください!
私達の場合は、六曜は仏滅でしたが、「以前のものが滅し新しく始まる」という捉え方もされていることから避けることはせず、他のこともふまえて日程を選びました。結果的に、納得のいく良き日を選ぶことができたと思います😃
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