学校ではタレント・俳優・声優を目指す学生さんのクラスを担当していたため、仕事の内容はタレントマネージャーに近いものがありました。興行で言うところの企画・運営・制作やマネジメント。裏方のお仕事です。
なので、自分が表に立つことは殆どなくなっていたのですが、その仕事を辞めて暫くしてから、尊敬するMCの先生のご紹介で、朗読を始めました。
朗読は、ナレーションの要素も、お芝居の要素も、時には司会の要素も必要な、難しい世界です。でも、舞台・衣装・演出は自分の工夫次第で、自由度の高さがあります。
また、1人での出演であれば、お芝居の様に稽古場やスケジュールが決まっておらず、自分で練習時間を組めるのも魅力でした。
「青空文庫朗読コンテスト」に出場し、賞をいただいてから、今も朗読の活動は細々と続いています。一般社団法人 日本朗読検定協会のプロフェッサー資格をいただき、フリーペーパーに寄稿したり、朗読のイベントを打つようになりました。「しゃべる」から「よむ」への転向です。