そんな感じで、偶然入ったイベント業界ですが、業界の華やかなイメージとは反対に、私自身は元々そういう世界に合わない地味なタイプです。ぽっちゃり系で、人付き合いも得意ではない上に、世間知らずでした。
そのため、コミュ力激高・リア充・ウェイウェイな方が多いイベント業界とは本来程遠い性格で、華やかな世界に対して、コンプレックスとネガティヴ思想の塊でした。毎回の現場で衣装が着こなせなかったり、他のメンバーに見劣りすることで落ち込んだりを繰り返す毎日でした。
また、その頃、ちょっと恋愛でつまづいたことをきっかけに、拒食症になりました。あんなに若くて健康だったのに、自分でそれをぶち壊すなんて、本当にもったいないことですが、今はそう思えても、その時は、自分の視野でいっぱいになっちゃうんですよね。
今考えても無茶ばかりしていて、『やせる』ために心と身体の健康を自分で傷つけたこと、それを無かったことにはできないこと、もしかしたら死んでいたかもしれないこと、全てに肝が冷えます。